中山間地域の資源活用と農村の展望

image36本を出版いたしました。
広島県立大学生命環境学部(庄原キャンパス)の先生方など7名と私しの8名の共著です。
中山間地域の生き残りに挑戦する実践者達の事例紹介と研究者の視点からの展望等についての記述です。
私は、研究調査論文とは異色の、実践の秘話です。
タイトルは「小さな農村を変えた住民出資第3セクター経営のシナリオ~素人だから人の繋がりを経営頭脳として活かした持続的仕掛け~」。
道の駅経営における集客の展開、地域住民を巻き込むための発信、従業員の意識改革の取り組み、責任ある取締役会とするための仕掛けなど、今だから語れる経営の「根」の部分について35ページに亘り記述しました。
本文の一文「農山村の第3セクター経営は、地域のしがらみと向き合いながらの展開が避けられなく、一般的な企業経営の数倍の心労が伴う。そこで、しがらみのない客観的視点でサポートしてくれる外部に人材のネットワークを持つことが大切である。」
経営者、地域リーダー、地域づくりに関わる人達の勇気の一歩となれば幸である。
迷い悩みから生まれる創造と実践がまわりの人達の意識を変える。