平成22年より、行政書士・6次産業プランナー・地域活性化伝道師(内閣官房所管)などの立場で、地域経営コンサルタントとして地域住民のこまり事や活性化を支援中です。
第3セクター方式で「君田温泉森の泉」を立ち上げ成功へ
第3セクターは、国や地方公共団体等の行政と民間が合同で出資し経営する企業形態をいいます。もともと行政である神奈川県庁に就職し、その後奥様の地元である君田村役場に勤務。そしてこの地に移ったことをきっかけに、君田温泉を中心とした第3セクター株式会社「君田21」の設立に取り組んだ。
煩雑な申請書類など引き受け、住民参画、住民出資を呼びかける説明会を何度も開き、民間の建設業等6社と地域住民148名の出資を受けることにつながった。設立後は自ら現場に立ち、会社を育てたいとの想いで役所を退職、平成16年より5年間「君田温泉森の泉」の常務取締役・支配人に就任。第3セクター事業とはいえ、企業である以上利益が求められ、採用、賃金、労働条件や社員教育等問題が山積でありました。
例えば出勤時刻の5分前に来て掃除をすることなどサービス業の経営としてあたりまえの事を言い続け、社員にも求めましたが、反発も多く、かなり叩かれました。
君田温泉森の泉のオープンで、70人を超える雇用を生み、年間4万人ほどだった君田への来訪者は20万~30万人に増えました。君田温泉森の泉を毎年黒字経営という結果に結びつけることができたのです。
これまでの経験で、地域おこしのノウハウを豊富に蓄積しています。まちの活性化から経営改善のお手伝いまで、まずはご相談ください。
地域に根ざしたまちづくり、人づくりを目指したい
「君田21」退職後は、第3セクターの設立や経営の経験をかわれ、「県民の浜」(呉市蒲刈町)の支配人として迎えていただきました。
評判が評判を呼び、「第3セクターなら、道の駅なら古川に相談してみたら」と市役所、各種公共団体からも相談が寄せられるなか、君田という土地に根ざし、まちづくりを続けていきたいと「行政書士」の資格を取得し、独立して事務所を開設しました。農村地という土地柄か、「遺言書作成」や「相続」、「農地転用」の相談が多く、地域唯一の行政書士事務所として頼っていただける存在です。青森県出身のため昔からのしがらみがあまり無い事もあり、公正で冷静な視線で相談に応じる事ができるのではないかと思います。よそ者なのがよかったのかもしれません。
子育てや人材教育で築いた人生
元看護師であり、ケアマネージャーの資格を持つ妻と3人の子どもを育てた私は、20年以上前から「里親登録」をし、現在は養育里親として男の子を我が家に迎え入れ、子育てを楽しむ毎日です。また、将来のまちづくりを担う元気な若者を育てたい想いから、県立広島大学で「外部評価委員」を勤め、三次高校の夜間部など臨時講師として教壇に立つこともあります。ほかにも各種講演会の講師を務めるなど地域振興、地域発展へ情熱を傾ける毎日を送っています。
第3セクター経営、まちづくり、ひとづくりに携わった20年を超える経験と築き上げた多彩なネットワークと信頼を生かし、「JICA研修事業講師」「県立広島大学重点課題事業支援」「三原の道の駅事業」「里山再生事業」等でも活動しています。
モチーフのフクロウについて
ヨーロッパではフクロウのことを「知恵と信頼のシンボル」と呼びます。また日本では、首がなよく回ることから、「商売繁盛」、目が良く利くことから、「先見の明がある」などと言われています。当社では、皆さまと一緒にプロジェクトを成功させるシンボルとして、このフクロウを合同会社なるさのモチーフにしました。
古川充プロフィール