農、島、山の第3セクターが経営する3施設の支配人の職を経験した。
経営の責任者として、労務、財務、顧客、サービスなど内に外に亘り多忙な職責である。
今回は、地域との絆つくり、連携について記すことにする。
3セクは、住民の暮らしの話題の中にある経営である。
地域住民の利用による収入に占める割合は、それほど多くはなかった。しかし、住民の支援の姿勢、声は経営の精神的支えにとても心強いものである。
住民を巻き込んだ戦略を忘れてはならない。
住民に様々な形で還元や貢献の取り組みが必要である。
住民が株主の場合は決算配当、出資者に限定せず広く住民への優遇制度等もある。
狭い地域において、出資者であるか否かによる差別観を感じさせるようなサービスや還元には随分と気遣いをした。
自治体の合併により、行政サービスの肩代わり業務を担うことが必要である。
行政が担っていたイベントの企画事務局、敬老会の実施支援など本来の3セク経営から外れるところに住民との連携や一体感を創り出すことができる。
各家庭を機会あるごとに訪問することも大切である。
指定管理者制度、自治体の広域化により住民目線、地域密着経営が薄れている事が気がかりである。
地域活性化施設の支配人の仕事(1)—-地域との絆
- 行政書士業は人生の再生支援業
- 地域活性化施設の支配人の仕事(2)——地域経済への貢献