私が「ガルシアへの手紙」と出会ったのは、第3セクー設立に日夜、頭を悩ましていたときであった。
この本は、エルバート・ハバートという教育家が記述したものを、日本ではハイブロー武蔵さんが解説も加えて出版している。
アメリカとスペインがキューバをめぐる戦争の中で、アメリカのマッキンレー大統領が、何処にいるかわからないキューバのガルシアへ緊急に連絡の手紙を渡したい。
手紙をローワンという男に託した。
大統領から手紙を託されたローワンは、大統領から手紙を受け取り、何も言わず戦火の地へ入り込んで行った。
ローワンは、ガルシアに関してあれやこれや問い合わせることなく、自ら考え、行動し、未知のジャングルを彷徨い、ついにガルシアに手紙を届けることができた。
ローワンのように、自分で創造し、行動し、自分の行動や発言に責任を持つこと、自立精神の大切さなどの教訓を学ぶことができた。
リスクや批判の回避のためにあれやこれや理論を並べる人がいつの世も多い。
勇気ある行動を興し、継続することでしか未来と夢の道を切り拓けないことに気付かせる一冊であった。
社員の研修、子育てにも最適の教本である。
いつの時代もローワンを探し続けている。
起業化への指針を与えてくれた「ガルシアへの手紙」
- 高齢者はコミュニティビジネスのリーダー
- 永年税金で生活させて頂いた