故郷に恩返し

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駅舎サロンに展示されている太宰治とたけの銅像写真
9月13日に故郷(青森県中泊町)のまちづくり講演会の講師に招かれた。
毎年冬になるとニュースになっているストーブ列車の始発・終着の駅の町である。
テーマは「人が変れば地域が変わる~未来に繋がる宝づくり~」。
120名余りの参加者であった。町役場の職員、一般町民、企業経営者、まちづくりの女性等であった。
故郷を後にしてから40年。
いつかは、故郷に恩返しをしたいものだと思い念じていたところ、夢の一つが実現できた。
誰もが故郷を想い、故郷の活性化を念じ、故郷への熱い想いや思い出を礎に人生を築いていると思う。
高齢化、少子化、企業撤退などにより地域活力の減退に歯止目策が見つからない状況とのことである。
まちづくりの基本である「ないものねだりをせず ある物・者」を活かすことの大切さを痛感する。
辛抱強く、前へ前と進む力となっていた小中学校の友人が終了後に訊ねてきた。
10年以上の久しぶりの再会である。「お前の今日の姿に感動したよ」と言って握手をしてくれ、胸が熱くなった。
誰にも故郷があるように、誰もが故郷へのメッセンジャーとして支援できる。