私は社会人になって以来、仕事上では他人の名前を呼ぶ際に、君付けや呼び捨てにせずに今に至っている。
入 庁3年目ぐらい(32年前)に上司となった方が「古川さん、肩書は一過性のものであり、組織の中ではたとえ同級であっても、上司になったり、部下になった りする。変わることのない、名前に「さん」で呼ぶようにしなさい。聴き触りも良く、人間関係づくりにも良い」と教示して頂いた。確かに、転勤で赴任したそ この職員は、私のような20代の新前にも「さん」付けで呼んでくれた。呼ばれた方も、明るく返事をせざるを得ないような気にさせられる「さん」である。
年齢が下であると、50代でも、60代でも「君」付けで呼ぶ人もいるが、厳しい世の中を生き抜いて来た、熟年者を少しの年齢差なのにと思う。
1月21日に人材育成の講演会に招かれ、呼び名に「さん」付けで呼ぶことについて、触れた時、主催者の代表の方が「直売所のスタッフに、さん付けで呼び合うことを習慣にしたいと始めている」と共感して頂いた。
感情の高ぶりを抑制することもできる魔法の「さん」であるように思う。
「さん」付けで呼ぶ心地の良さ
- 永年税金で生活させて頂いた
- 退職後に知的障害者の施設を開所して17年