まちづくりに求められる人材として、よそ者と言われる。
他所からの転居住民は、地域になじみ、受け入れられようと自制と自省で地域活動に参加している。
永年住んでいる住民には見えない物や事が見えるのである。
よそ者は、日々の生活の中でも何とか地域に活かせるアイデアとの出会いを求め行動している。
会議に於いても、出しゃばらず出番を待つ続ける。
会議に新顔が入ると、どことなく引き締まった空気になる。
閉鎖的な農村社会では、同じような提案、発言でも、誰が言ったかが大きな意味を持って流れる。
地域にしがらみのないよそ者であることが存在感を発揮する。
私の住んでいる集落は、60戸である。この中に94歳から20歳代前半まで、15名のよそ者男性がいる。
町内7集落の中で最も活気があると言われる。
この背景には、少なくてもよそ者の多さが活気の一翼を担っているようである。
特に、若いよそ者住民は、無口者で、行動力がある。
よそ者は、集落の歴史や過去を知らないために、無駄話も少ない分、行動に時間を費やせる。
先住民とよそ者の協調が活気に満ちた地域を切り拓くものである。
よそ者が切り拓くまちづくり
- 地域経営上手は真似上手から
- 気づくところから本当の生き方が始まる