昨年の12月26日に乳児院から1歳になったばかりの男の子が、我が家に来て1月が過ぎた。
色白のなんともかわいい子である。一目見る限りは、女のこと見間違える。
丸い顔に、優しい大きな瞳がついつい抱っこしたくなる。
末娘が大学の冬休みで帰省し、我が子のように面倒見てくれた。
10日程度の一時預かりの予定であった。
行政と相談の結果、引き続き里子として育てることになった。
育てるに当たっては、妻と相談の結果、実子3人は中学校、高校,大学と下宿生活でよそ様のお世話になって今に至っている。いつまで育てられるか先を考えると不安もあるが、今できることをこの子のためにしようと、育てることになった。
84歳の義母が、食事やミルクの担当を積極的に行ってくれている。
実子の3人も年の離れた弟のように気にかけていてくれる。
カナダへ留学していた長男が「カナダやアメリカは、里子を受けるのは珍しいことではない。日本も、家庭に恵まれない子どもを育てることが普通の世の中になってほしい」と話していたのを思い出した。
子どもは、食卓や家庭の中を明るく、元気にするエネルギーがある。
世の中に影響を与えるような力はないが、今は小さな一人の人間の成長、生き方に関われることを通じて、自らの生き方も創造的になっている。
二人目の里子を迎えて
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