農地の雑草抑制芝の吹き付け実施

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中山間地の農村が抱える悩みの種の一つが、農地の草刈作業である。
高齢化と若い後継者の不足により、年々深刻になっている。
そこで、昨年の秋から集落集落協定事業として、除草剤の散布、枯れ草の焼却を3回の下準備を経て、本日、雑草抑制芝の種子吹き付け作業を行った。
約3000㎡の作業を、地域住民と業者の共同作業として実施した。
夏ごろには芝が農地法面を緑で覆い尽くし、草刈作業の軽減を図りたいものである。
効果を分析し、確認されたならば今後8年間で、10haの面積に実施する予定である。
集落アンケート(63戸)によると、年間5.6回、45時間の草刈作業を行っていることが分かった。
労賃、燃料の経費試算が約7万円と見込む事ができる。
将来の継続されることになれば、業者委託に依らない地域ビジネスの立ち上げも創造し、地域に資金還元を図ることにしたい。
農村の自然資本の価値を国民が共有の資本として認識されると共に、1次産業の衰退が地域、国家の活力と極めて強い相関にあることも理解されるようになってほしいものである。

広島県三次市君田町
石原集落協定組合 事務局 古川