農業は家族経営が基本

農業の基本は、家族経営にあるように思う。
高齢化し担い手の確保が難しくなり、農業にも会社経営方式が増えている。
広島県は、集落型農業法人の数が全国で最も多い。
農用地を農用地として活かすためには、いかしがたいところである。
集落型農業法人が地域の農用地の担い手の主流になりつつある。
かつては、農村では3世代同居による、家族農業が一般的あった。
家族農業と隣近所の助け合い、分けあい、そこに農村の豊さ、故郷感があった。
6次産業事業の相談で訪問する農家に、昔ながらの農村家族に出会えることが多い。
今日訪問した農家の米袋のシール写真には「このコメは私たちが作りました」とあり、小学生、両親、祖父母がにこやかに写っていた。
効率性、収益性、コスト性の農業経営と共に、季節と共に生きる家族農業になぜかしらホッとする。