止まることがない課題と向き合うのが人生である。
課題との向き合い方が上手か下手かによって社会観、対人観、人生観が大きく違ってくる。
課題の解決は、組織と離れた異分野、異人の中にある。
最も身近な、家族との団らんに潜んでいることが少なくない。
中でも、妻の一言は捨てがたいものである。
多くの課題は、市民を対象にした生活の楽しみ、向上、変化の提供であったり呼びかけである。
大衆目線で家庭をリードしている妻の一言にヒントを得ることが少なくない。
今から、17年前に温泉源を活用した村の活性化を目指した施設整備の担当になった。
温泉プールを整備する計画で進んでいた。
私も、引き継ぎを受けて温泉プールの具体化に立ち向かった。
妻に食卓の中で、整備の方向性を話したところ「あちこちにクアハウスなる施設ができているが、我が家は、一度も行ったことがないね。と言うことはあまり市民向け、生活向きでないことと思っていいのではないか。」と一言。
何年かかけて作り上げてきた整備構想の変更に邁進することにした。
村議会の理解で進めてきたことの変更は大変であった。様々な意見や批判の中に立たされたが良かったと思う。
プールのままで進めていたら、小さな村の自慢施設にならなかったと思う。
妻の一言が、計画変更の一歩に繋がった。
課題解決のヒントは家族との団らんの中にある
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