地域活性化施設の支配人の仕事(4)—–おらが村の自慢づくり

地域活性化のために地域の歴史、文化、自然景観等多様な資源や財産を活かした施設整備、取り組みが行われてきた。
その多くは、持続的に活性化に役立つ展開がされていない実態がある。遊休的な箱物となっている。
持続的に地域活性化に役立てられていない要因として最も欠如していることは、住民に受け入れられていないことである。
行政が税金をつぎ込んで整備しても、住民に訴える運営手法が取られていない。
他者を取り込むためには、おらが村の誇り、自慢づくりとして根付かせることが大切である。
おらが村の自慢としての住民魂を入れ続けなくては、オープン時の一過性の輝きに終わってしまう。
住民とかけ離れた取り組みがどうして、持続的に他所からの集客を期待できるだろうか。
住民の口から自慢として発せられるようにすることである。このためには、時として直接本来の業務と関わりのない事でも、住民からの頼み事、困り事には誠意を持って対応する懐の広さを持ち合わせておくことである。
公共施設の支配人は、住民に誇り、自慢づくりの仕掛け人としての情熱行動と雑貨屋行動(何でも対応する)が求められる。