経営トップの情の経営が第3セクター再生への一歩

地域の元気にづくりに向けた道筋が頭ではボヤっと分かっていても、なかなか行動ができない。
今から16年前、研修に訪問させて頂き、3セク設立などに参考にさせて頂いた。その3セク経営の再生に関わっている。
当時の社長であり村長のから、村づくりのロマンや3セク経営の方針等、熱く語って頂いたことが忘れられない。
私たちの3セクもこのようになりたい。地域の活性化になくてはならない地域企業として注目され、視察対応に追われるようになりたい。自慢できる経営をしたい。
16年の時を経て、まさか、自分が目標とし参考にさせて頂いた3セク経営の再生計画に関わることになろうとは、人生の不思議を感じる。
決算分析を行い数値上から課題を受けとめることは重要であるが、ここに、一喜一憂する必要はない。
まずは、経営トップの社長であり町長の、現場への出番を提案した。
従業員は、就業不安と不信感を抱いている。これを、取り払うことができるのは、社長の、親心のような声掛けが必要である。
日ごろから、遠い存在の町長社長から、情に満ちた一言が従業員の意識高揚と意識改革に何よりのカンフル剤になる。
町長社長は、自分が現場に行くことで従業員の意識が変わることがあるはずがないと、考えておられるようである。
公務多忙の中を町長社長の現場に出向いての、情に満ちた声掛けの経営が再生の一歩になる。
経営の基本は組織マネジメントが基本であるが、3セク経営には経営人の無責任さが行き詰まりの背景にあることが多い。
町長社長は、3セク従業員にとっては、雲の上の人の存在だけに、再生に向けた効果が期待できる。