企業における人材育成は家庭の子育てと似ている

企業は人なり。
人が変われば組織が変る。
企業の持続的経営のためには、人ありきの重要性を経営者は分かっている。
しかし、人の意識改革や人材育成が継続的、体系的に取り組まれていない企業が少なくない。
社員研修の基本は社長や企業幹部が日々の、業務に組み入れて行うことが重要である。
しかし、上司とは言え身近な人の話には新鮮味を感じないものである。
また、同じことを言っている。社長はどうなんだ。など、素直になれない人が多いのが世である。
そこで、外部から高い報償費を支払い講師を招いて研修会を行う。
その場は、なるほどと、意識の高まりになる。このままではいけない。自己改革し会社に貢献しようと気づくが、持続しないものである。
人材研修は、気づきの機会である。気づきの継続ができないために、研修が成果ならない。
気づいて、自ら研さんに継続的に努められる人になることしか、変化の成長はない。
子育ても、親が口うるさく躾けの言葉を言っても反発を買い、親子の溝が逆に深まる。
子どもは、その時は従う行動を示すが、心底から受け止め、行動を改善したり向学に繋がらない。
子育ては親の後ろ姿が、教師である。
親は、多忙な日々の中で、1日5分のコミュニケィションの時が良好な子育て、親子関係が築ける。
親は、勉学することの大切さや、学ばないことの人生の不幸など、押し付けず語ることで、自ら生活習慣を変える子どもの教育効果を図れる。
企業でも、語らなければならない立場にある人は、勇気を持って、嫌われることを仕事として、親ごころのコミュニケィションの声掛が何よりの人材研修であるとして、行動することである。