2月12日に、32戸の農家がが出資した集落型農業法人の第9期の定時総会が開催され、決算が承認された。
行政職員として設立を呼びかけ、出資者として参加し、会計記帳業務等の役割を担い10年目に入った。
資金繰りに窮し、自己資金の一時貸し付けでしのぐ等、苦難の時代を乗り越えてきた。
今期の経常利益が、610万円で在った。
将来を見据えて、経営基盤強化法で認められている積み立てを前期の380万円に続いて420万円し、最終利益が約200万円の決算が承認された。
営業利益の段階では、依然として赤字で、公的な補助金などの営業外収入で黒字となっている。
行政政策の支援金から脱した経営になかなか難しい状況にあるが、年々収益改善が見られるようになり、営業利益が前期より約130万円増加し、赤字が280万円に減少した。
営業外収入計上前の営業利益の黒字経営を目指し、農産物の加工、販売の事業追加の検討に目が行くようになった。6次産業化の取り組みである。
経営は変化を忘れた時から衰退に入っていくことを、気づき改善の継続実践が重要である。
農業者も、自ら考え、自ら発信するマーケティング産業に踏み出している。
集落型農業法人の決算
- 初めての女性参画の実行委員会
- 課題解決のヒントは家族との団らんの中にある