安芸灘とびしま海道の連携支援

異国の風情に富んだ瀬戸内海に浮かぶ安芸灘の島々に魅せられ、下蒲刈島、蒲刈島、豊島、大崎下島の4島の連携による活性化の方策を提案したのが2010年。
連携を具体的に動き出させるためにどのようにしたらと思い廻らせていたところ、ちょうど県立広島大学が地域課題解決に向けた調査研究事業を募集していた。そこで蒲刈町の自治会長に呼び掛けて応募し採択され、4島の産学官民による連携の一歩が始まった。
呉市に合併され、2008年には架橋で4島が陸続きになり、連携の環境が整っていた。しかし、永年の各島特有の文化歴史、考え方が根強く、近くて遠い隣島である。隣の島は何をすることよで生活が成り立っているので、あえて連携による新たな地域振興など無縁のようであった。
大 学の事業活動を契機に、徐々に4島関係者が同じテーブルで協議が持てるようになり、ついに2011年6月18日に「安芸灘とびしま海道連携推進協議会」の 連携組織が設立された。2012年5月12日には、初めての協議会主催による25㎞、30㎞のウオーキングが開催され県内外から約1000人が参加した。 島民も行政もスタッフとして参加し、連携の手ごたえを得たようである。
安芸灘ブランドのイベントとして継続することになった。
地域づくりに必要な人材の一人に「よそ者」が上げられる。
地縁血縁の無いよそ者の立場で人材ネットワークの力を借りて、安芸灘とびしま海道のブランド化を目指し今しばらく支援する。