Column コラム

太陽光発電の売電料を地域活動に活かす

image14
集落活動の拠点である集会所屋根に太陽光発電を設置する。
発電による電力会社からの売電料を自治活動に活かすと共にエコな里づくりの推進を図るものである。
集落の戸数は63戸で、高齢者世帯が増加している。
自治会費の値上げもできかねる。
市町村合併により、行政からの自治活動助成金の減少とは逆に、自治区の主体的活動が求められる中、活動資金不足に頭を悩ませている。
そこで、活動資金の捻出と共にエコな里づくりの推進を図るものである。
試算では、年間の売電料を約20万円程度を見込んでいる。
東日本震災により電力不足を全国民の問題と受け止めることが必要である。
集落の取組みを通じて、地域住民の地球温暖化や自然エネルギーへの関心の拡大に繋げたい。

写真:太陽光発電設置の集会所

青森県弘前の中学生が修学旅行で広島へ

image064月12日に青森県弘前市の中学生136名が、修学旅行で広島の平和公園を訪問した。
東日本地震の影響で実施が危ぶまれた様であるが、学校生活で 最も想いで大きい行事が実施できて良かったと想う。直接の被災地域に暮らす生徒は、とても修学旅行どころでない中で、関係者等の理解と協力で挙行されたも のである。平和公園で、学んだ平和の尊さや原爆の悲惨さを震災復興、自らの将来に生かされると思う。
故郷・青森県を離れ広島での人生体験などを生徒の皆さんに講話させて頂いた。
テーマを「人のために生きる中に 自分の豊な人生がある」とした。
自分の幸せは
・自らの努力で勝ち取る幸せ
・人から与えられる幸せ
・人に与える幸せ
3つの場合であると考える。
この3つをほど良く持ち合わせた生き方が大切である。
特に、忘れがちな、人に与える幸せ、与える習慣を持ち続けることが大事ですと話した。
最後に、生徒代表のお礼の言葉があり
「学校でも、人の笑顔を応援することを生活目標にしており、とても参考になりました」と述べた。
人のために生きる人生の基本を学び続けることを忘れてはならない。

写真:講話後、生徒と記念撮影

震災を乗り越えて将来の日本のリーダーに

昨日、青森の義妹から震災の影響について聞いた。
太平洋側地域のような状況ではないが、食料、燃料、停電など不自由さがあるとのこと。
甚大な被災地域を想うと、多少の不自由は、不自由の内に入らないとのこと。
満たされ過ぎた生活を、この辛い時を次代に生かすために支え合い、人間本来の精神を取り戻すことにしたいものです。
仙台市内に住んでいる義妹の息子は、3月11日の地震以来、入浴していないそうだ。温水で体を拭く程度のこと。
周りの同僚達も、同様な状況にあり悲壮感はなく、元の状態にするために頑張っている。
そして、義妹は「この苦難を乗り越えるために大人と同じように頑張っている幼児、小学生、中学生、高校生、大学生は、日本の将来を担う人材になるだろうと思う」と語っていた。
私利私欲のめでなく、人のためを想い、行動できる、今、わが国で最も求められるリーダーになると思う。

成功者は教え好き・人好き

image25向きな人や想いの実現に向かって頑張っている人の共通点は、教えずきである。
6次産業研修事業で、中国5県にある地域こだわりの10カ所の事業所や組織を訪問した。
観光農園、食料加工、レストラン経営、農業法人、道の駅などどれも地域ブランドマーケティングにより、農業農村の振興を目指している。
企業性に乏しい経営環境をプラス志向の精神で、無い物ねだりしない在る物を最大限に活かし、注目に与する経営を行っている。
いずれの説明者(経営者)も、1時間から2時間の講話を楽しんでおられるようであった。
企業秘密のような質問にも、躊躇することなく説明される方ばかりである。
教え上手で、教えずきで、訪問者を大歓迎の人好きリーダー達であった。
今度は、客として訪問したくなる気にさせるマーケティング戦略を、経営者からスタッフまで共有することが重要である。

写真:平田観光農園の社長(広島県三次市)

今年もおばあちゃんの鯉のぼり

image23昨日、帰宅したら、まだ新緑がない庭木の枝の間に手づくりの鯉のぼりが吊るされていた。
としくんのために、おばあさんが一昨年前の春に作ったものである。
としくんは、我が家に来て、2年8ケ月が過ぎ、4歳9月に成長した。3回目の鯉のぼりの春を迎えた。
おばあちゃんが、作った鯉のぼりは、新聞折り込み、包装紙で作ったものである。作ったころに比べると、色落し、色どりがなくなっていた。
鯉のぼりの色どりとは逆に、としくんは、彩り豊かに、元気に成長している。保育所から戻るなり、畦道を駆け巡り、自然と遊び、何かブツブツ語りかけている。
天高く悠々と舞う鯉のぼりではないが、風に吹かれ尻尾が小さく揺れる。
としくんにとっては、お婆さんからの大切な贈り物である。
昨日は、としくんが、鯉のぼりに色塗りをし、少し色鮮やかさを取り戻した。
色塗りした鯉のぼりを、庭木に掲げ「お父さん。カッコいいか」とバンザイした。
震災で親と別れた子ども達も多いようである。大人たちが、弱い立場の子ども達の、成長の支えとなることが緊急の課題であると思う。

義援活動にご協力有難うございました

3月26日(土)、27日(日)に東北4県(青森県・岩手県・宮城県・福島県)の広島県人会による、東日本地震被災に対する街頭義援の呼び掛けを行いました。
私は、26日のみの参加でした。沢山の人達に募金をして頂きました。本当に有難うございました。
街路樹のモクレンの白い花が満開でした。
人波がと切れた時は、モクレンを眺め、被災地の人達は、春をつげる季節の花に心穏やかな時もなく、子どもからお年寄りまで、ひたむきに復興のために頑張っているのだと思うと、大きな声で「お願いします。有難うございます」の連呼となりました。
最初は、4県県人会の声掛けがバラバラでしたが、自然にハーモニーのように揃っていました。
頑張って下さいと涙声で募金してくれた人。
喉あめを渡してくれた人。
皆さんに感謝と人の生き方を考えながらの募金活動でした。
一日も早く、故郷で元の暮らしができるように願うばかりです。

6次産業を60歳代産業として振興を

image03農林水産省は、昨年の11月26日6次化・地産地消法(略称)の成立を受けて、6次産業化の推進に向けて動きだしている。
1次産業、2次産業、3次産業が連携した組織化、起業化の中で、雇用の拡大、農業所得の向上など日本農業の振興を図ることを目指そうとするものである。この成果として40%まで落ち込んでいる食料自給率の向上もある。
2月から実施してきた、6次産業化を後押しするプランナー養成の講座に関わってきた。
講 義、実地先の訪問研修を重ね、あらためて痛感することは、6次産業の中心になる人材は、60歳代の人達である。プランナーは、若者の参入も期待して、事業 化、起業家のシナリオを支援する事になる。しかし、農産漁村に於いて、子育て世代の生活を支える所得分配ができる6次産業化の期待は、なかなか困難な事業 化課題がある。
年金生活者となった60歳以上の人達が、農村の多彩な農産物や自然資源を生かした人生プランを描けるようにすることが、6次産業化推進に必要である。
生活の周りから米、野菜などの食料を自給することで、年収300万円(年金を含む)あれば、ストレスなく、地域と組織や自らを、発信できる生産、加工、流通(販売)の6次産業化が展開できるであろう。
6次産業は、60歳代産業の花形産業にすることで、次世代に繋がる人材確保と事業承継の仕組みも出来ると思う。

写真:広島県庄原市の農業法人の豆腐加工

遠方の農村地ですが癒しにおいで下さい

image00東北関東沖の地震・津波の被災者の皆さまの粘り強さで、生き抜いている姿に感動しています。
青森県の出身でありながら、北の空を眺めただただ、念じるしかなく心が痛みます。
どうか、強く生きぬいて、次代に誇れる故郷づくりに努めて下さい。
3月26日、27日には、広島の東北4県(青森・岩手・宮城・福島)の県人会が共同で街頭募金活動を行います。
全国からの支援、メッセージを勇気に進んで下さい。
故郷を離れ、今まで生きてこれたのは、故郷のお陰であり、故郷があるから今があり、故郷の全てが生きる支えであります。
ケッパレ故郷。
我が家は、農村住居ですが、部屋数は余裕があります。
こんな、田舎でよかったら、しばしのくつろぎ、心身の癒しにご滞在ください。
温泉もあります。

TEL0824-53-2287
写真:自宅から車で5分の温泉(重層泉です)

地震被災地の子ども達を学童疎開で応援を

見たことがないガレキと化した町の風景がテレビに映し出され、世界の人々が心を痛めている。
想像を絶する津波の破壊力である。
日本人の、冷静で沈着なたくましい精神力を持っても復興までは相当の時間を要するであろう。
間もなく、子ども達が楽しみにしていた新学期を予定通り迎えることができることができるのだろうか。
悲しみを乗り越えて復興に向けた動きが活発になる中で、将来を担う子ども達の教育の停滞がないように念願する。
先日、妻と平安な暮らしの中で何か出来ることがないだろうかと話した。
そこで、一人でも多くの子ども達を学童疎開として受け入れることができないものかと思う。
子どもにとっては、故郷を離れての暮らしに不安もあると思うが希望者を受け入れたいと思う。
私も、故郷、青森を離れ30年以上になる。
自 分の将来像になかった広島の小さな村に住んでいるが、よそ者として、様々な批判や環境の違いを乗り越えて勇気を抱きまちづくりに取り組むことができたの は、自分の心にしかない遠く離れた故郷の山、川など学校から眺めた故郷の風景、友人、恩師、両親等、他人には見えざる支えだった。
小さな個人の想いであるが、広がることを願う。

出会う楽しみ深めあう絆—–女性のパワー

image092月の下旬から、6次産業化人材育成研修の推進サポータを担当している。
この研修は、1次産業から3次産業の一体的取り組みにより、農業の活性化、農家の所得向上などを図るためのプランナーの育成を目指している。
中国5県から、多彩な研修員20名参加している。
座学、フィールド研修を重ね、研修員の人間関係が深まっている。
業種・キャリアは多種多彩で、熱気にあふれた研修となっている。
質疑時間は、我先にと挙手する。毎回、講義時間を超える。
3名の女性研修員のパワーと前向きな姿勢に、感動と勇気を貰う。
この女性にプランナーとして、指導されたらきっと目指す6次産業化ができるだろうと思う。
研修後、プランナーとして認定されるようサポート・コーディネートの役割を楽しんでいる。
毎回、大学の先生方や実践者の講義がとても楽しみで、世界が広がる想いである。
異業種研修員20名が、お互いに絆を深め、6次産業化に活躍される時が来るであろう。