リーダーは他人の喜びを我がことのように

人は、嫉みの動物と言われる。
一般的には、他人の幸せを快く想う人はそんなに多くなものである。
組織の大小に関係なくリーダーたる人は自分の喜びを控えて、他人の小さな幸せにも喜びを感じる人であってほしい。
例えば、部下や隣人の子どもが目標の試験に合格した、希望の会社にに就職できた、恋が順調である、昇進したなどの日常の出来事を聞いたら「良かったな、おめでとう。これで一安心だね」等の一言の声掛が出来るひとでなければならない。
聖人君子のようにはなれないが、感動の姿勢、共感共鳴の姿勢を持ち合わせた人でなければならない。
この姿勢は、人に支えられるために必要なことである。
そして、時には賛否両論の選択の決断をし、舵を切らなければならず、精神的な頑健さも必要であるが、日頃から誠意のなる声掛けを欠かさないようにしていることで、背中を押し、支えてくれるものである。
リーダーたる人は、表に出る力強さ以上に、これでもかと思われる程の返りを求めない気づかいと、ハーモニーな心を持ち合わせることが必要である。