ナンバー2として組織を支えた日々

経営の最高責任者は社長であるが、補佐役のナンバー2の存在によるところが大きい。
NO2が力量を発揮するためには、創造性豊かな人生観と揺るぎない経営理念を持った社長の存在あってのことは言うに及ばない。
NO2は、女房役の調整役、叱られ役、いざと言う時には泥をかぶる覚悟が求められる。
成果は社長に行く仕組みを作ることが必要である。
このためには、NO2は社長のことを知り尽すことが必要である。
第3セクーの設立から経営の補佐役として15年間携わる中で、取締役会終了後に、よく、社長とお客様の引けた温泉に入った。
裸の付き合いで、今後の経営のこと、役員会で議論になったこと、3セク経営としての課題や労務管理の悩みなど、心底から話しあった。
その時、社長が「私も世間では、村長(当時3セク社長を兼務)は、どうだ、こうだ、と批判されているものだ。半分は批判者であると思え。一時の人気取りの経営や行動は、永い目で見れば逆効果となる。古川君、一生懸命に誠実に勝るものはない。頼むよ」。
設立から経営の方針、戦術など提案のトップマネジメントができたことに感謝している。
補佐役、NO2として、落胆したり、責任を取ったり、全てが学びの時として、今に活かされている。
講演会では人づくり、経営の指針として、感動のメッセージを頂き、感謝している。
苦労~感謝~感動~感謝のサイクルが人生を築き、経営に活かされる。

写真:JICA研修生と加工体験