他の地域と違う「らしさ」をいかに出すかが地域づくりである。
人が動き、集うことは少なからずお金も必要となる。お金の支出が伴うからには、透明性をもった経営感覚が必要である。地域づくりも、経営としてのとらい方が必要となる。
行政からの手厚い自治活動費が期待できにくい状況の中では、このような感覚を備えた人材が地域にいるか、いないかで「らしさ」に差がついてくる。
学び続け、行動し続ける為には、先例地の発想のポイントを真似ることである。
真似の循環が「らしさ」備えた地域づくりにつながっている。
つまり、他の地域から真似られるような地域づくり、地域経営を行い、発信することである。
地域に変化を起こすリーダーは愚か者の批判をエネルギーとする
何とか地域を元気にしたいと、熱い想いを抱き行動する人は、批判をされることが多く、縮んだり、投げ出したくなるようなストレスや苦難を乗り越えてきた人である。
行動しない人に限って、足を引っ張りたがるものである。
ここで後退してなるものかと、一念発起するのがよく言われる「バカ者・愚か者」である。
批判の声を上手く変革のエネルギーに転換し、地域の活性化に邁進する。
変化を創造する人は、また、人としての愚かさを認識し学び続け、多様な人との巡り合いを活かし上手である。
魅力ある地域にするために、自己の中に「バカ者・愚か者」を意識し、行動する人が一人でも多くなることが求められている。
企業における人材育成は家庭の子育てと似ている
企業は人なり。
人が変われば組織が変る。
企業の持続的経営のためには、人ありきの重要性を経営者は分かっている。
しかし、人の意識改革や人材育成が継続的、体系的に取り組まれていない企業が少なくない。
社員研修の基本は社長や企業幹部が日々の、業務に組み入れて行うことが重要である。
しかし、上司とは言え身近な人の話には新鮮味を感じないものである。
また、同じことを言っている。社長はどうなんだ。など、素直になれない人が多いのが世である。
そこで、外部から高い報償費を支払い講師を招いて研修会を行う。
その場は、なるほどと、意識の高まりになる。このままではいけない。自己改革し会社に貢献しようと気づくが、持続しないものである。
人材研修は、気づきの機会である。気づきの継続ができないために、研修が成果ならない。
気づいて、自ら研さんに継続的に努められる人になることしか、変化の成長はない。
子育ても、親が口うるさく躾けの言葉を言っても反発を買い、親子の溝が逆に深まる。
子どもは、その時は従う行動を示すが、心底から受け止め、行動を改善したり向学に繋がらない。
子育ては親の後ろ姿が、教師である。
親は、多忙な日々の中で、1日5分のコミュニケィションの時が良好な子育て、親子関係が築ける。
親は、勉学することの大切さや、学ばないことの人生の不幸など、押し付けず語ることで、自ら生活習慣を変える子どもの教育効果を図れる。
企業でも、語らなければならない立場にある人は、勇気を持って、嫌われることを仕事として、親ごころのコミュニケィションの声掛が何よりの人材研修であるとして、行動することである。
公共施設の指定管理制度における指定管理料
公共施設の管理や経営に民間事業者も参入できるようになったのが指定管理制度である。
管理経営の必要な経費の一部として行政側からしてい管理者に支払われるのが指定管理料である。つまり、管理業務委託料である。
指定管理料が、行政側の財政難で年々減額され、管理経営に苦慮している実態がある。
管理者は、コストの見直しと創意工夫した管理経営努力により黒字になると、指定管理料が多いのではと、減額されることもある。
特に、公共施設としての観光交流施設は収益性に乏しい中で、年々苦戦を余儀なくされている。
指定管理により行政は、組織的に相当スリム化しているが、公共施設の存続が危ぶまれる情況が発生している。
民間的知恵を出しつくした管理経営も限界に達している。
行政側が施設整備の原点に立ち返えり、指定管理料の適正化を図る必要がある。
行政が評価する損益分岐点経営(収支トントン)では、民間事業者は持続できない。
良いことも悪いことも活かす姿勢で道が開ける
良いことは自らの努力の結果である。
悪いことが起こると、他人を恨んだり、他人のせいにすることが多くの人の想いである。
良いことも、悪いことも、起こってほしくないことも、落ち込むようなことも、起こるべきして起こったものであると、受け止めることが必要と想えるようになった。
自らが反省の受け止め方ができるようになると、人を憎んだり、恨んだりの想いが少なくなる。
人に優しくなれる。愚かな事や人に時を費やすことが、いかに不毛であるかに気づく。
時は、規則正しく刻んでいる。人生の歩みを止めることはもったいないと気づく。
精神的に強くなり、降りかかってきた全ての事を活かし、新たな前進ができる。
良いことも、悪いことも、全てが人生の師匠である。
命があれば、なんとかなる。
良い出会いがあり、良い仕事にもめぐりあえる。
人と会うことに時間を惜しまず、過ごすようにしている。
開業2年目の若輩士業、地域コンサ業であるが、仕事を求めない姿勢が、仕事に結びついているようである。
道の駅の集客と交通量
道の駅への自動車の立ち寄りの率は、交通量の5~7%と予測している。
バイパスや高速道路の開通により従来の交通量の減少が、道の駅の利用車の減少となることは避けられない。
現実に新たな道の開通により、裏道へと化し、集客に苦戦して、経営の危機に貶してるところもある。
単純に交通量が半減すると、収入も半減すると予想される。
これでは、道の駅経営が持続ができなくなる。
往来交通に支えられているちょっと一休みの立ち寄り型の道の駅から目的型の道の駅に生まれ変わろうと知恵を出し、新たな魅力の発信を模索することとなる。
しかし、現実には、立ち寄り型から目的型に転換を図ることは簡単ではない。
道の駅の乱立とも言える状況の中で、地域らしさを忘れ、単なる物売りの場所になっているところも少なくない。
経営環境の変化を悔やんでも課題の解決にはならないことを認識することがまずは大事である。
そして、地域振興施設としての原点に立ち戻ることである。さらに、明確な運営方針書を作成し、スタッフが共有し集客に当ることである。
意外と運営方針書なるものを持ち合わせている所が少ない。
道の駅の陶汰が進んでいる。
地域振興の希望の灯りを担う道の駅であり続けるためには、進化を恐れない運営人材が求められる。
民間的手法で進む道の駅オープン準備
公共施設の整備は、ハードに重点が置かれ進むことが多い中で、三原市の道の駅整備は、来年春のオープンに向けて、運営会社が設立され、民間的視点との融合で進んでいる。
駅長の公募が終わり、すでに就任し、オープン準備室を開設した。
毎週、定例会議を開催し、民間視点と行政の地域振興視点の調整が図られ、住民目線にも配慮を忘れていない。
さらに、専門家を加えた経営戦略会議を設け、サービスの方策、経営指針などの決定も順調である。
行政主導の箱モノ整備とお客様優先の運営会社のソフト方策が並行して進んでおり、他には余り類を見ない経験である。
行政の大儀に拘束されないために運営母体の設立が早々に行われたことがよかった。
オープン後も、行政、運営母体が其々の役割を、発揮し続けることが、貢献の基盤となる。
社員教育は地域の身近な人の力を借りる
人材教育、地域づくりの講師に名の通った人やマスコミの露出度の高い人を招くことが多い。
初対面の新鮮さにワクワクし、学んだ様な気分になる。首を縦にふり、うなずくものである。
多様な人の示唆に富んだ話を聞き、次なるステップにすることは、とても大切である。
多額の謝礼を支払うことも少なくない。お金の割には、後の心の響きにならないことも少なくない。
集団研修で、「よしやるぞ」となる人は参加者の2割。そのうち実践する人は、さらにその2割。つまり、全体の4%に過ぎないと言われる。つまり、100人のうち、実践に踏み出す人は4人となる。
人材教育、地域づくりの研修は、終わりのないテーアである。研修費には、いつもいつも多額の費用はかけられない。
持続的に取り組むことが大事である。
地域の人の体験談など、身近に深みのある話ができる人が結構いるものである。
身近な人の語りには、感動や感銘が少ないようであるが、周学上達(身近な人から学ぶ)の姿勢が組織や地域づくりの基本である。
身近な人達で刺激し合う研さんで、自ら学ぶ習慣に繋げるようにすることが、社員教育、地域づくり研修の目的である。
さらに、大切なことは、身銭を切って学ぶ習慣を付けることである。
報酬は後ろから付いてくる
ビジネスなので報酬の詰めをしっかり確認したうえで行うのが当然である。
異論をはさむ余地はない。
役所関係の支援業務が中心で、予算の仕組みを分かっていることもあり、業務量に鑑み予算の中で、出せる範囲で結構と話している。
お任せにしている。無責任かもしれないと思うこともある。
ある3セクの従業員研修の研修プログラムの作成と研修講師を依頼され実施した。講師料は、1回3万円の提示があり、異論なく了解した。2日間行った。
終了後、メールがあり、従業員がとても満足していました。内容が現場の課題と直結しておりました。9万円でお願していましたが、20万円の支払いにさせて頂きます。との連絡があり驚いた。
言われのとおり、報酬は後ろから付いてくる体験であった。
依頼者との人としての信頼関係が構築ができれば、コンサル支援は加速的に進めることができる。
まずはお金に拘らず、依頼者の満足を作り出すことを何よりの使命として事に当ることが楽しいものである。
リーダーのタイプ
組織を活性化させるために求められるリーダーのタイプは、組織の目的や状況の変化によって色々であるが、総じて見るからに、みなぎるエネルギーを感じさせ るようなタイプは意外と少ない。
むしろ、見た目には頼りなさや、弱ささえ感じさせる人である。
見た目や、粛々とした語りから想像ができない程の、信念、理想、責任感は、共通に持ち合わせている人である。
事業や活動の成果をもって社会貢献に導いている組織リーダーは、見た目とギャップを抱かせる人のようである。
ギャップの裏に人を引き付ける包容力がある。
嫌みのない人とのコミュニケーション能力を持っている。
異分野のネットワークに支えられている人である。